第67回国民体育大会弓道競技

2012ぎふ清流国体

平成24年10月6日(土)〜9日(火)  恵那市まきがね公園







しなの9号























































































              光 陰 矢 の ご と し            
                                            

      今年の「ぎふ清流国体」出場は、私が崇徳高校弓道部の監督に就いてから、

      「 22回目 」 の全国大会(インターハイ・国体・全国選抜を通じて)の出場で

      あった。(崇徳高校弓道部の創部からは数えて 「 32回目 」の全国大会出場)

      平成2年から崇徳高校弓道部の監督に就いたので、今年で23年も経過して

      いた。

      「光陰矢のごとし」

      月日の流れるのは、早いものだと感ぜずにはいられない。




               
五 つ の 感 謝


『一つ目の感謝』  平成12年 「崇徳至誠館」弓道場・新道場落成 以降は、毎年

            のように、全国大会に出場をさせていただけるようになった。
  
            最初に感謝したいのは、「崇徳至誠館」弓道場―― 。

            教育活動・クラブ活動において、環境(道場と指導者)が、いか
  
            に大事であるかということを、あらためて感じる。

               今から15年前に、学校に新しい弓道場を建てていただ

               こうとして、いろいろと走り回って苦労した当時のことが、

               懐かしく思い出される。
  

『二つ目の感謝』  二つ目の感謝は、「選手」―― 。

            そして、選手をサポートしてくださった「保護者」の皆さま方。

            素晴らしい選手・部員に恵まれ、さらには選手・部員を、縁の下の

            力となって支えてこられた保護者の皆さま方に、深く感謝申し上げ

            る。

『三つ目の感謝』  また、この度は、経験豊富な県立広島工業高校の山本忠欣先生

            (顧問歴、今年で50年目、全国大会出場87回)とともに、国体に

            参戦させていただいた。山本先生が、後ろに控えていらっしゃった

            ことで、どれほど心強く感じたことか、大変に感謝申し上げる。

『四つ目の感謝』  私事――、3年前から学内の要にあたる「教頭職」に就いたため、

            学校の職場の先生方の理解と協力がなければ、国民体育大会の

            監督としての出場は、到底、叶うものではなかった。

            私の不在中、大所帯の職場を守ってくださった先生方への感謝も

            忘れることができない。



『 楽 し み 』    全国大会に出場する楽しみの一つとして、全国の百戦錬磨の監督の

           先生方と出会えることが、あげられる。

    
           控室の中で、互いに交わす顔と顔とには、

           無言の‥ 「何とか、今年も来れましたよ‥」 の表情が、感じとれる。

           会話でも「強豪の並みいる中を、今年も、県大会、ブロック大会と、

           よく勝ち抜いて来ましたね。」とか、
 
           「いやいや、今年の県大会は危なかった。」とか、
 
           「ブロック大会では、もう駄目かと思いました。」などなど。

           いずれの監督さんも、厳しい戦いを、しかも国体の場合は長期間、

           勝ち抜いて来られた。

           そうして全国大会の晴れ舞台で、いよいよこれから始まる戦いを前にし

           て、敵同士でありながらも、気持ちのどこか相通ずる爽やかさを感じて

           いたのは、私だけではなかったと思う。


『射は仁の道なり』
     
           しかし、中には、地元の県で嫌な思いを味わって来られた監督さんも

           いらっしゃった。

           県内で勝ち続けているので、県内では一部の人たちから(うと)まれるよう

           になってしまったのだとか‥。

           勝者に対して、素直に讃えようとしない一部の歪んだ(やから)

           ほんの一部と思われるが、己の指導力不足は棚にあげて、陰で勝者

           (相手)の悪口を言って、笑って自分の欲求不満をハラす卑劣な輩。

           試合では勝てない、その持って行き場のない自分の気持ちをハラそうと
 
           して、勝者(相手)の人格に触れて、イメージダウンさせるような言葉を

           吐いて、ひどいのは吹聴して、ハラ(・・)す輩…。(アクマ(・・・)で推測だが…。)

           (教育活動の現場にあって、陰に陽に人格を傷つけるような言動は、

           絶対に許されない。 しかし‥‥もしも起こったならば、当該の責任者

           は、まずは事実確認をすべきである。その後、事実と判明したならば、

           そういう輩には厳しく対処していかなければならない。)


           礼記射義の中の、「射は仁の道なり。 射は正しきを己に求む。 ‥‥

           ‥‥ 己に勝つ者を
(うら)みず 」 の名句を、心して読んでいきたい。



『五つ目の感謝』 全国大会に来ることで、互いに理解し合える戦友と再会できることが、

           なによりの楽しみでもある。

           また、「弓道」という競技に出会えたことで、多くのことがらを学ばせて

           いただいた。

           更には、「 感動 」 を、何度も 選手 及び コーチ・スタッフの先生方 と、

           ともに味わあせていただいてきた。

           真に 「弓道」 という競技に感謝申し上げる。
           
 



           
           春に、種を()き、

           毎日、畑に出て、

           苗に育てていく。

           雨の日も、

           風の日も、

           夏の暑い日も、

           冬の寒い日も、

           毎日、畑に出て、

           ひとつひとつ手を加えて、

           丹念に育てていく。

           そうして、

           実りの秋を、待ち望む。

 










    NO、1 開 始 式

    NO、2 10月3日(水)〜4日(木)

    NO、3 10月5日(金) 公開練習

   NO、4 10月6日(土) 近的予選

   NO、5 10月7日(日) 遠的予選・決勝

  
 NO、6 10月8日(月) 近的・決勝