第63回全国高校総合体育大会

平成30年7月30日~8月2日
静岡県 小笠山総合運動公園エコパアリーナ

7月30日(月)
午前中は崇徳高校弓道場で2時間程練習し、徒歩で山陽本線「新白島駅」まで行き、電車に乗り広島駅へ。
13:35 広島駅発[のぞみ30号] → 名古屋駅着15:53
→15:59名古屋駅発「こだま666号」
→ 浜松駅着16:47
→「アパホテル浜松駅南」に宿泊。

7月31日(火)
「アパホテル浜松駅南」で早めの朝食をとり、本会場に向かう。
本会場は、浜松駅から上りの5つ目の愛野駅が最寄りの駅。
その愛野駅から徒歩30分程の場所に小笠山総合運動公園エコパアリーナ(試合会場)がある。
愛野駅構内から出ると今日も猛暑。
じりじりと容赦なく太陽が照り付ける。
歩いて会場まで行ったが、明日からはタクシーで行こうと決めた。

いよいよ会場入りする。
この時の気持ちは、なかなかいいものだ。
また、他校の監督さんと話しができるのも楽しみの一つである。
試合会場では、公式練習(初日)の準備をしている最中であった。

龍野選手は明日の2日目が公式練習。

エコパアリーナ試合会場(準備・打合せ中)
巻藁会場は、試合会場の控え側に設置してあった。
早速、巻藁で射の確認をする。

巻藁の練習の後、サブアリーナにある仮設練習会場に移動する。
この日の午前中、選手はまだ少なく、十分に龍野は練習することができた。

サブアリーナ仮設練習会場

しかし、午後からは会場入りする学校が増え、しだいに混みあってくる。

練習会場での龍野の調子はすばらしく、そのほとんどを、的の中心近くに的中させる。

8月1日(水)
今日は公式練習の日。

電光掲示板に県名・校名・名前が掲示され、
アナウンスも入り紹介される。
本番さながら、緊張感も加わる。

8月2日(木)
いよいよ、男子個人戦が始まった。
龍野はゼッケン61番。
6立目の第1射場の大前。

龍野祥平 ○×○○ 4射3中
予選を通過する。

全出場選手96名のうち、
準決勝に進むことができたのは57名であった。
龍野は第4射場の落ち
(一番前の位置から一番後ろの位置に変わった。)

準決勝

冷静にして
見失わず
自分の射を貫く

龍野祥平 ○○○○ 4射4中

決勝に進むことができたのは57名中の39名に絞られた。
龍野は、また第1射場の大前になった。

決勝 (射詰め) 1回戦

決勝1回戦 的中させる ○

決勝 (射詰め) 2回戦

 決勝2回戦 的中させる ○○

決勝 (射詰め) 3回戦

決勝3回戦 的中させる ○○○

決勝 (射詰め) 4回戦 

龍野は第3射場の落ち

不動の人を目指す

決勝4回戦 的中させる ○○○○

ここでいったん退場する。
5回戦から的を12寸的から8寸的に付け替える。
その間、しばらく待機する。
ここまで的中させた選手は10名程。
入場してから、龍野は本座で瞑想する。

心を落ち着けさせる。

決勝 (射詰め) 5回戦

決勝 (射詰め) 6回戦
残った選手はわずかに6名。
呼吸を整え冷静さを保ち
心技体の全てを射に賭ける。

龍野の放った矢は、
8寸的のその的枠に当たる。
その矢は、不運にも的枠を蹴って
的枠の外に突き刺さる。

 ○○○○○×

的中の確認が行われる。
進行係から、「以上の結果、第6位 ゼッケン61番 龍野選手。」の声が場内に響き渡る。

龍野は退場してから笠岡監督と眼を合わせ
大きく息を吐いた後に天を仰ぐ。

悔しさとともに何を思ったのであろうか。

果たして、高校弓道の最後の夏が
ここに終わった。

表彰式