トキめき!新潟 
第64回国民体育大会第4話

9月27日(日)

6時30分朝食、 7時00分ホテルを出発。
今日も、駅レンタカーの「カローラ」に乗って、試合会場へ。
8時前に新津の試合会場へ到着。
すでに練習会場付近は少年女子の選手と成年女子の選手でごった返している。
8時30分に練習が始められたようだ。もちろん、近的も遠的も女子が優先。

9時00分から矢渡し。 
9時30分から少年女子の近的競技の予選が始まった。

少年男子は9時ごろから練習ができるようになった。
広島県少年男子の3人は、一昨日と変わらず9中〜12中を的中させて、安定している。


選手控え室を歩いていると、
広島市弓連の3人(楽市さんご夫妻・町屋さん)とばったり出会う。
遠路はるばる、広島から応援に来てくださった。
聞くと、今朝、東京から朝一の上越新幹線に飛び乗って新潟に入られたと。
・・・感激する。
応援に来てくださった3人の周りにいると新潟にいることを、一瞬、忘れ、
広島の県体で練習しているような和やかな雰囲気を味わう。





時間は経過し、広島県少年女子(上田、古本、玉木)の試合時間が近づいてきた。
試合は最後の立ちの19番目。
皆で応援に行く。

広島県少年女子の勝負強さは、本国体に来ても変わっていなかった。
1回目の試合の結果は9中であった。トップとの差はわずかに1本の上位である。


しかし、2回目は、的中が伸びず、5中の終わり、合計14中。決勝進出できず。
1位は21中の栃木県。決勝進出ラインは16中競射だった。


少年男子の試合が12時50分から始まった。
軽く「むすび」を食べて、練習会場で2立ち練習。今までと変わらない仕上がりである。
招集場所に第3控えに移動する。そこで弓具点検が行われた。
第3から第2控えと移動。
しばらくしてから、控えから射場へ入るよう係員から指示があった。
椅子から立ち上がり、いつものように、3人向かい合って胸に勝手を当て、互いに呼吸を合わせる。
大前の恒松が、射場への第1歩を踏み出す。その後を、福原、佐々木が続く。
本座で跪坐をし、静かに呼吸を整えて待つ。
進行係の「只今の結果、鹿児島県10中、北海道9中でした。」
続いて「はじめ!」の号令で、射位へと進む。
いよいよ始まった。
大前が打ち起こし、引き分けから会に入る。



果たして、「大前」の放った1本目は、4時の方向に外れる。
2番目の「中」
も12時に外す。
3番目の「落ち」が何とか1本目を的中させる。
応援席から、やっと「よーし!」の声援が聞こえて来た。
しかし、「大前」は2本目も、4時に外す。
目を疑った。
今起こっている目の前の出来事が、全く、受け入れられない。
ほとんど外さない「大前」と「中」の2人が・・・いったいどうしたのか!
予選1回目の結果は、7中に終わる。
今までに経験したことのない低的中であった。

予選2回目も、7中。計14中で決勝進出は果たせず、無念。
今年の決勝進出ラインは低く、17中だった。
明日の遠的に賭けようと選手3人と誓う。



成年男子の遠的競技は12時45分から、少年男子の近的競技とほぼ同じ時間帯で行われた。
結果は121点で決勝へ駒を進めず。136点がボーダーだった。

第5話